2008年12月アーカイブ

11) DCIへ結果報告

ラウンドが全て終了し、大会が無事終了したら、今度は結果をDCIに送らないといけません。
昔は紙での報告もありましたが、DCI-R v3 ではネットワークを介して結果を送信します。

送信を行う前に、以下の点を確かめておきましょう。


 ・認定大会番号(Sanctioning Number)の入力
   →その4の[Tournament Setup]で確認しましょう。

 ・仮のDCIナンバーを正規ナンバーにする。
   →その6で "JOE***" という仮ナンバーで受付している場合、
    正規のDCIナンバーを入力しておきましょう。

 ・規定ラウンドが全て終了している


021.png


  "The swiss rounds are over" の文字が出ていれば、規定ラウンドは終了しています。
  出ていない場合は、その4の[Tournament Setup]で確認しましょう。


では、いよいよ結果を送信します。PCがネットワークに接続していることを確認してください。

メニューバーから、[Perform]-[DCI Electronic Reporting] を選びます。
(もしくは [Ctrl+D] を押す)


022.png


「プレーオフを行わない」ことを聞かれます。

この場合のプレーオフとは、スイス戦で予選を戦った後に、上位4人や8人が
もう一度決勝を戦うことを指します。よくある「決勝シングルエリミネーション」です

普通の大会では必要ないので、このまま「ok」を選択しましょう。

"DCI Electronic Reporting" ウィンドウが開きます。


023.png


(画像は実際にDCIに結果を送信した大会のものを使用していますので、モザイクをかけています)

DCIフォーマット、コーディネーターのDCIナンバー、認定大会番号、イベント名は
全て記入済みのはずなので、あとはパスワードを入れてください。

このとき使用するパスワードは、大会の申請と同様に、
DCIの個人情報ページに入るためのパスワードを使用します。

全て入力したら、"Internet Upload" をクリックして、しばらく待ちましょう。
通信完了のメッセージが出てきたらお終いです。


なお、大会を閉じる際には
メニューバーから、[File]-[Close Current Tournament] を選びます。
(もしくは [Ctrl+E] を押す)

いきなりExitしてしまうと、警告ウィンドウが出てきます。


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これで基本編はおしまいです。

次からは応用・トラブルシューティング編になります。




10)順位表

順位表(Standing)は、結果を全て入力し終わると、ウィンドウが自動的に出てきます。

ラウンドの途中で見たい場合は、メニューバーから、[View]-[Standings] を選びます
(もしくは [F6] を押す)


019.png


印刷してプレイヤーにも掲示する場合は、メニューバーから、[Print]-[Standings] を選びます
(もしくは [F11] を押す)

このとき、以下のようなことを聞かれる場合があります。


020.png


これは、タイブレーカー(勝ち点が同じ場合に、対戦相手の勝ち率などを考慮した数値)
を印刷するかどうかを聞いています。タイブレーカーについてはここでは解説しません。

普通は「はい」でかまいません。印刷してしまいましょう。

また、途中ドロップをしたプレイヤーがいる場合は、"Include Drop-outs?" と聞かれるので
ここでは「いいえ」を選択し、すでに大会に参加していないプレイヤーの名前を
出力しないようにしましょう。



9)結果の入力

試合が終わったら、スリップ(結果記入用紙)が返ってきます。
それに書かれた結果を入力しましょう。

メニューバーから、[Edit]-[Results Entry] を選びます(もしくは [F3] を押す)


017.png


"Results Entry" ウィンドウが開きます。

Table欄の横に結果を入力するテーブル番号を入力して[Enter]キーを押します。
そうすると、対戦したプレイヤーの名前が出てきますので、合っているかどうか確認します。

その後、下のホットキーから該当するものを選んでクリックすればokです。
上下がありますので注意して下さい。

例えば、上の欄のプレイヤーが2-1で勝っていたならば、「上に"2"、下に"1"」のホットキーをクリックします。
下の欄のプレイヤーが2-0で勝っていたならば、「上に"0"、下に"2"」のホットキーをクリックします。


結果が入力されると、右上の欄に結果が記入されます。


018.png


注意しなくてはいけないことが2つあります。

一つめは、この方法では、引き分けになったゲームの本数は入力できません。
引き分けになったゲームがスリップに記入されている場合、手動で入力を行います。
本数の欄にある "D" と書かれたところが引き分けの本数を記入する欄です。

取ったゲームの本数や、引き分けのゲームの本数を手動で入力する場合、
欄をクリックするだけで数字が増えていきます。
適当な数字を記入して[Enter]キーを押します。


二つめは、「同意による引き分け(ID)」の処理です。
この場合は、「上に"0"、下に"0"」(ホットキーでは"6")のボタンを使用して下さい。
結果としては 000 という形で入力されます。もちろん手動で 000 と入力してもかまいません。


結果の入力をやめたい場合、[Save and Close]ボタンを押してウィンドウを閉じましょう。
入力された結果は自動的にセーブされます。

全てのテーブルで結果が入力できたら、ペアリングに戻って次のラウンドのペアリングを行いましょう。

その後は大会の規定ラウンド数まで

 ペアリング → ペアリング・スリップ印刷 → 結果入力 → ペアリング・・・
 
を繰り返します。



8)印刷

その7で行ったペアリングの表を、そのまま読み上げても良いのですが、
やはり紙に印刷して掲示した方が良いです。

そこでペアリングと、ついでに結果記入用紙を印刷しちゃいましょう。


 *ペアリングの印刷

メニューバーから、[Print]-[Pairing by Player] を選びます(もしくは [F9] を押す)

あとは画面に従って印刷を行います。プリンターの確認をしてください。


015.png

大会に参加したことのある方なら、なじみのあるリストが印刷されます。
ここでは、"by player" なので、プレイヤーの名前順(ABC順)に出力されます。


 *結果記入用紙(Result slip)の印刷

プレイヤーに試合結果を書いてもらう紙を印刷しましょう。俗に「スリップ」と言われています。

メニューバーから、[Print]-[Result Entry Slips] を選びます(もしくは [CTRL+H] を押す)


016.png

必要な所にチェックを入れて、[Print]を押せばプリントできます。
たいていの場合、"for Cut Machine" だけにチェックを入れておけば良いでしょう。



7)ペアリング

プレイヤーが全て入力できたら、受付を終了して第1回戦の組み合わせをしましょう。
この「組み合わせを行う」ことを「pairing/ペアリング」と言います。

メニューバーから、[Perform]-[Pairing] を選びます(もしくは [F7] を押す)


013.png

"Swiss Pairing" のウィンドウが開きます。[Pair]を押すと、ペアリングされます。


014.png

"Pairing by table for round ??" のウィンドウが開きます。
これは各テーブル順にソートされた組み合わせ表です。

これでペアリングは完了です。



6)プレイヤーの入力時に気をつけること。

プレイヤーの入力時に、気をつけることがいくつかあります。

 *DCIナンバーの桁が足りないけどいいの?

例えば、人によっては7桁や8桁のDCIナンバーを覚えていることもありますが、
それらは本当は10桁です。しかし、DCI-RはこのDCIナンバーの足りない桁を
自動的に補完してくれます。気にせず打ち込んでみましょう。


 *"Invalid DCI Number" という警告が出てきた。

入力したDCIナンバーが間違っています。
受付用紙を見直すか、プレイヤーを呼んで確認しましょう。


 *DCIナンバーは入るけど、プレイヤーの名前が自動的に出てこない。

pin***.mdb に入っていないプレイヤーです。
ごく最近にDCIに登録した新規のプレイヤーや、しばらく大会に参加していないプレイヤー
がこれに該当します。この場合は、名前を自分で打ち込む必要があります。

011.png

このとき、英語で示されているとおりに、「名・姓」の順で打ち込む必要があります。
4)でプレイヤーの出力を"Last, First" に設定していると、日本語っぽく姓・名
の順番で出力されます。上の画像の例を参照して下さい。


 *DCIナンバーを忘れてしまった、もしくはわからない。

とりあえず大会の運営上、プレイヤーを登録しなくてはいけません。
この場合は、DCIナンバーを「1」(半角で1)とだけ打ち、名前を自分で打ち込みます。


012.png

すると、"JOE***" という仮のナンバーとして登録されます。後でDCIナンバーを調べて、
DCIに大会結果を報告するまでに正しいDCIナンバーを入れておきましょう。

DCIナンバーの調べ方については後述します。



5)参加プレイヤーの入力

いよいよプレイヤーの入力です。

大会の受付でよくある風景ですが、参加してもらうプレイヤーからは以下の情報を知らせてもらいます。

  ・DCIナンバー
  ・プレイヤーの名前

このとき、プレイヤーの名前を漢字で書いてもらうと読めない場合もありますので、
カタカナで書いてもらうのが望ましいです。受付を行う際の用紙に一工夫すると良いでしょう。


メニューバーから、[Edit]-[Players] を選びます(もしくは [F2] を押す)


007.png


プレイヤー入力画面が出てきます。

このままDCIナンバーやプレイヤーの名前を入力していってもよいのですが、
DCIはDCIナンバーとプレイヤーの名前を対応させたデータベースファイルを配布しています。
それがPINデータベースファイルです。

pin***.mdb という名前のファイルになっていますので、
それをどこか適当なフォルダに置いて下さい。
そして、[DCI pin.mdb]というボタンを押します。


008.png

このようなウィンドウが出ますので、[Connect]を押し、先ほど置いたpin***.mdb を指定します。


009.png

ファイルが正しいと上のように表示が変わります。

この状態でDCIナンバーを入力し、[Enter]キーを押すと、名前が自動的に入ります。


010.png

(画像には一部モザイクをかけています)
受付した用紙をみて、名前を確認してから、もう一度[Enter]キーを押すと、
そのプレイヤーは "Enrolled Players" 欄に登録されます。

後はプレイヤーを全員"Enrolled Players" に登録されるまで、入力を繰り返します。
#間違えちゃったとしても後で直せます。(後述)

最後に、[Save and Close] ボタンを押せば、それまで入力したプレイヤーデータが
自動的にセーブされて、ウィンドウが閉じられます。





4)セットアップを行う

入力を行う前に、まずは大会の設定を見直しましょう。

[File]-[Tournament Setup] を選びます。(または [Ctrl+S] を押す)


006.png

ここで大会に関する情報を完全に入力します。
いくつかは手順2)で入力していますが、ここで変更することも可能です。

入力するもの:

・Event Sanctioning Number (認定大会番号)
・Start Date (大会開催日)
・Event Name (大会の名前)

・Event Address (大会を開催した場所の住所を入力)

国内ならば、Conutry Codeに "JP" と入力し、Region で都道府県を選びます。
その後、Event City に市町村を入れ、残りをEvent Addressに入力してください。

・Coodinator DCI# (大会主催者のDCIナンバー)

大会主催者のDCIナンバーを入れます。後述する "DCI pin.mdb" を設定していると、
番号を入力して"Convert" ボタンを押すだけで、名前が自動的に入力されます。

・レギュレーション

大会のレギュレーションを見直して下さい。変更も可能です。

・Number of Regular Rounds (大会全体のラウンド数)

・Last, First (姓・名の順でプレイヤーの名前を出力)

プレイヤーの名前を姓・名の順で出力するようにします。国内ではこれに設定すると便利です。
ただ、プレイヤーの名前を手入力する時に気をつけないといけません。(後述)


以上の情報を全て書いたら、[Save and Close] ボタンを押して設定を保存します。


3) トーナメントデータを開く

004.png

トーナメントデータを選択し、ダブルクリックするか、[File]-[Open Tournament] で開きます。


005.png

大会ステータス画面がでてきます。

これからはこの画面が基本となります。
出ている数字は画像内の説明を参照して下さい。



2)トーナメントを新規に開く

[File] -- [Create New Event] を選択します。([Ctrl+N]でも可)

002.png
上のようなウィンドウが出るので、開催する大会のレギュレーションを選択し、
ダブルクリックしてから、[Run Event Now] ボタンをクリックします。

003.png"Create New Event" ウィンドウが出てくるので、以下の情報を入力します。

 ・大会の名前
 ・認定大会番号(Sactioning Number) わからない場合は横のボックスにチェックする。
 ・大会のラウンド数

なお、ここで入力する情報は後からでも変更できます。

入力し終わったら、[OK]を押して下さい。

"Tournament creation complete" というウィンドウが出たら、[OK]を押して下さい。
そうすると、一番始めのウィンドウに戻り、入力されている大会データが増えているはずです。


第1章 『基本的な流れ』

この章では、とりあえずの大会運営を行うための一連の流れを説明します。


1)DCI-Rを起動する。

DCI-Rの基本画面が現れます。

左下にはエクスプローラ風の窓があり、ここで選択されているフォルダ内に、
今から作成するトーナメントデータが保存されます。

過去に作成したトーナメントデータがある場合は、大きな表の部分にそのデータが見えます。

001.png

DCI-R v3 操作マニュアル 

*はじめに

DCI Reporter v3 は、Windows上で動く大会運営支援ソフトです。
また、これを用いて大会の結果をDCIに送信します。

ここでは、DCI Reporter v3(以下、DCI-R)の基本的な使用方法と
自分で使用していて気になった点をまとめていきます。

現在私が使用しているDCI-Rのバージョンは 1.1.0.0. であり、この文書もそれに基づいています。

また、この操作方法はWofC社ならびに日本代理店タカラトミー社とは一切関係がなく、
わたしことtestingが独自で書き起こしたものであることを記しておきます。


*前提

DCI-Rを用いる上で、まず準備しておきたいものがいくつかあります。

・DCI-Rが動くPC (インストールを確実に行って下さい)
・プリンター (ペアリングやリザルトスリップの印刷に必要です)
・PINデータベース (DCIナンバーとプレイヤー名が記されているデータベースファイル)
・Sactioning Number (認定大会番号。XX-XX-XXXXXXX といった形式の番号です。ハイフン必須。)

PINデータベースファイルは、DCIの主催者個人ページの[Downloads]からダウンロードできます。
zipで圧縮されている80MBくらいのファイルですが、解凍すると Pin***.mdb というファイルになります。
基本的にPinの後ろにある数字が大きいほど、最新版のデータベースファイルです。

Sanctioning Number については、DCIのページから大会申請を行うと、メールで送付されてきます。

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次回からは具体的な入力操作を行っていきます。

と、いうわけでこちらはおいらこと testing が執筆するCloset Beliefの別館となります。

Diarynoteの方(http://74598.diarynote.jp/)では、主にルール関連のことを意識して書いています。
どっちかというとプレイヤー寄り(?)を意識して書かれています。

それに対し、こちらではより運営側を意識したことを書いていきます。
まずはDCI-Rの操作マニュアルじみた記事をつらつらとやろうかな、と。