DCI-R v3 manualの最近のブログ記事

#以下は WER 4.0.6.286 で動作確認をしています。

WERの仕様の一つとして、大会進行中に新規のプレイヤーを参加させると、
それまでのラウンドを「敗北」または「不戦勝」扱いにするかを聞いてきます。
DCIrv3 でも late entry として同じことができました。

これを利用したWERでの不戦勝者の入力方法を思いついたので以下に示します。

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しなくてもいい準備)

バイリスト(不戦勝を持つプレイヤー一覧)を pre-enrolled に放りこむ。

ローカル・プレイヤーのリストから探せば、チェックして [pre-enroll] を押すだけで
まとめて入力できます。もちろん、ちまちま押すのもアリ。

ただし、enroll してしまうと、pre-enroll から消えてしまうので注意。

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手順)

受付した不戦勝のないプレイヤーを通常と同様に enroll する。
バイ取得者はこの時点ではまだenroll しない。

このまま1回戦のペアリングを組む。

1回戦のペアリング後、1バイを持つプレイヤーを改めて enroll し、late-entry 扱いにする。
「敗北」か「不戦勝」か聞かれるので、「不戦勝」を選ぶ。

2回戦以降でも同様の処理をすると、2バイ、3バイも同様に処理できる。

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注意)

同数のバイ取得者を複数enrollさせた場合、次のラウンドで、そのバイ取得者同士がペアリングされる。

これは、WERの自動ペアリングが、単純に順位の上から順に2人づつ区切っているのが原因である。
(既知のバグ?であり、本来の仕様であるかどうかは不明。)

バイ取得者をこの方法で処理すると、勝ち点もOPP%もGW%もOGW%も同じになるので、
順位が近接してしまい、ペアリングされることになる。

以下に例を示す。なおプレイヤー名に関するツッコミは無しで。

R1のペアリング。ここにいる全員はバイ無しである。

R1_pairing.png

R1に Marisa と Sanae を1バイで入力し、R1終了時の順位表を出してみる。

R1_standing.png

R2のペアリングは以下のようになる。1バイで入力された Marisa と Sanae が対戦することになる。

R2_pairing.png

R2に Reimu を2バイで、R3で Suika を3バイで入力してみる。
R4終了時の順位表は以下のとおり。

R4_standing.png

WERの画面で確認すると、上記4人が、それぞれのバイ数と同じだけの不戦勝を得ていることがわかる。

R4_standing_werscr.png

おまけ)

主催はゆっかりん、ジャッジはえーき様でお送りしました。

omake.png


11) DCIへ結果報告

ラウンドが全て終了し、大会が無事終了したら、今度は結果をDCIに送らないといけません。
昔は紙での報告もありましたが、DCI-R v3 ではネットワークを介して結果を送信します。

送信を行う前に、以下の点を確かめておきましょう。


 ・認定大会番号(Sanctioning Number)の入力
   →その4の[Tournament Setup]で確認しましょう。

 ・仮のDCIナンバーを正規ナンバーにする。
   →その6で "JOE***" という仮ナンバーで受付している場合、
    正規のDCIナンバーを入力しておきましょう。

 ・規定ラウンドが全て終了している


021.png


  "The swiss rounds are over" の文字が出ていれば、規定ラウンドは終了しています。
  出ていない場合は、その4の[Tournament Setup]で確認しましょう。


では、いよいよ結果を送信します。PCがネットワークに接続していることを確認してください。

メニューバーから、[Perform]-[DCI Electronic Reporting] を選びます。
(もしくは [Ctrl+D] を押す)


022.png


「プレーオフを行わない」ことを聞かれます。

この場合のプレーオフとは、スイス戦で予選を戦った後に、上位4人や8人が
もう一度決勝を戦うことを指します。よくある「決勝シングルエリミネーション」です

普通の大会では必要ないので、このまま「ok」を選択しましょう。

"DCI Electronic Reporting" ウィンドウが開きます。


023.png


(画像は実際にDCIに結果を送信した大会のものを使用していますので、モザイクをかけています)

DCIフォーマット、コーディネーターのDCIナンバー、認定大会番号、イベント名は
全て記入済みのはずなので、あとはパスワードを入れてください。

このとき使用するパスワードは、大会の申請と同様に、
DCIの個人情報ページに入るためのパスワードを使用します。

全て入力したら、"Internet Upload" をクリックして、しばらく待ちましょう。
通信完了のメッセージが出てきたらお終いです。


なお、大会を閉じる際には
メニューバーから、[File]-[Close Current Tournament] を選びます。
(もしくは [Ctrl+E] を押す)

いきなりExitしてしまうと、警告ウィンドウが出てきます。


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これで基本編はおしまいです。

次からは応用・トラブルシューティング編になります。




10)順位表

順位表(Standing)は、結果を全て入力し終わると、ウィンドウが自動的に出てきます。

ラウンドの途中で見たい場合は、メニューバーから、[View]-[Standings] を選びます
(もしくは [F6] を押す)


019.png


印刷してプレイヤーにも掲示する場合は、メニューバーから、[Print]-[Standings] を選びます
(もしくは [F11] を押す)

このとき、以下のようなことを聞かれる場合があります。


020.png


これは、タイブレーカー(勝ち点が同じ場合に、対戦相手の勝ち率などを考慮した数値)
を印刷するかどうかを聞いています。タイブレーカーについてはここでは解説しません。

普通は「はい」でかまいません。印刷してしまいましょう。

また、途中ドロップをしたプレイヤーがいる場合は、"Include Drop-outs?" と聞かれるので
ここでは「いいえ」を選択し、すでに大会に参加していないプレイヤーの名前を
出力しないようにしましょう。



9)結果の入力

試合が終わったら、スリップ(結果記入用紙)が返ってきます。
それに書かれた結果を入力しましょう。

メニューバーから、[Edit]-[Results Entry] を選びます(もしくは [F3] を押す)


017.png


"Results Entry" ウィンドウが開きます。

Table欄の横に結果を入力するテーブル番号を入力して[Enter]キーを押します。
そうすると、対戦したプレイヤーの名前が出てきますので、合っているかどうか確認します。

その後、下のホットキーから該当するものを選んでクリックすればokです。
上下がありますので注意して下さい。

例えば、上の欄のプレイヤーが2-1で勝っていたならば、「上に"2"、下に"1"」のホットキーをクリックします。
下の欄のプレイヤーが2-0で勝っていたならば、「上に"0"、下に"2"」のホットキーをクリックします。


結果が入力されると、右上の欄に結果が記入されます。


018.png


注意しなくてはいけないことが2つあります。

一つめは、この方法では、引き分けになったゲームの本数は入力できません。
引き分けになったゲームがスリップに記入されている場合、手動で入力を行います。
本数の欄にある "D" と書かれたところが引き分けの本数を記入する欄です。

取ったゲームの本数や、引き分けのゲームの本数を手動で入力する場合、
欄をクリックするだけで数字が増えていきます。
適当な数字を記入して[Enter]キーを押します。


二つめは、「同意による引き分け(ID)」の処理です。
この場合は、「上に"0"、下に"0"」(ホットキーでは"6")のボタンを使用して下さい。
結果としては 000 という形で入力されます。もちろん手動で 000 と入力してもかまいません。


結果の入力をやめたい場合、[Save and Close]ボタンを押してウィンドウを閉じましょう。
入力された結果は自動的にセーブされます。

全てのテーブルで結果が入力できたら、ペアリングに戻って次のラウンドのペアリングを行いましょう。

その後は大会の規定ラウンド数まで

 ペアリング → ペアリング・スリップ印刷 → 結果入力 → ペアリング・・・
 
を繰り返します。



8)印刷

その7で行ったペアリングの表を、そのまま読み上げても良いのですが、
やはり紙に印刷して掲示した方が良いです。

そこでペアリングと、ついでに結果記入用紙を印刷しちゃいましょう。


 *ペアリングの印刷

メニューバーから、[Print]-[Pairing by Player] を選びます(もしくは [F9] を押す)

あとは画面に従って印刷を行います。プリンターの確認をしてください。


015.png

大会に参加したことのある方なら、なじみのあるリストが印刷されます。
ここでは、"by player" なので、プレイヤーの名前順(ABC順)に出力されます。


 *結果記入用紙(Result slip)の印刷

プレイヤーに試合結果を書いてもらう紙を印刷しましょう。俗に「スリップ」と言われています。

メニューバーから、[Print]-[Result Entry Slips] を選びます(もしくは [CTRL+H] を押す)


016.png

必要な所にチェックを入れて、[Print]を押せばプリントできます。
たいていの場合、"for Cut Machine" だけにチェックを入れておけば良いでしょう。



7)ペアリング

プレイヤーが全て入力できたら、受付を終了して第1回戦の組み合わせをしましょう。
この「組み合わせを行う」ことを「pairing/ペアリング」と言います。

メニューバーから、[Perform]-[Pairing] を選びます(もしくは [F7] を押す)


013.png

"Swiss Pairing" のウィンドウが開きます。[Pair]を押すと、ペアリングされます。


014.png

"Pairing by table for round ??" のウィンドウが開きます。
これは各テーブル順にソートされた組み合わせ表です。

これでペアリングは完了です。



6)プレイヤーの入力時に気をつけること。

プレイヤーの入力時に、気をつけることがいくつかあります。

 *DCIナンバーの桁が足りないけどいいの?

例えば、人によっては7桁や8桁のDCIナンバーを覚えていることもありますが、
それらは本当は10桁です。しかし、DCI-RはこのDCIナンバーの足りない桁を
自動的に補完してくれます。気にせず打ち込んでみましょう。


 *"Invalid DCI Number" という警告が出てきた。

入力したDCIナンバーが間違っています。
受付用紙を見直すか、プレイヤーを呼んで確認しましょう。


 *DCIナンバーは入るけど、プレイヤーの名前が自動的に出てこない。

pin***.mdb に入っていないプレイヤーです。
ごく最近にDCIに登録した新規のプレイヤーや、しばらく大会に参加していないプレイヤー
がこれに該当します。この場合は、名前を自分で打ち込む必要があります。

011.png

このとき、英語で示されているとおりに、「名・姓」の順で打ち込む必要があります。
4)でプレイヤーの出力を"Last, First" に設定していると、日本語っぽく姓・名
の順番で出力されます。上の画像の例を参照して下さい。


 *DCIナンバーを忘れてしまった、もしくはわからない。

とりあえず大会の運営上、プレイヤーを登録しなくてはいけません。
この場合は、DCIナンバーを「1」(半角で1)とだけ打ち、名前を自分で打ち込みます。


012.png

すると、"JOE***" という仮のナンバーとして登録されます。後でDCIナンバーを調べて、
DCIに大会結果を報告するまでに正しいDCIナンバーを入れておきましょう。

DCIナンバーの調べ方については後述します。



5)参加プレイヤーの入力

いよいよプレイヤーの入力です。

大会の受付でよくある風景ですが、参加してもらうプレイヤーからは以下の情報を知らせてもらいます。

  ・DCIナンバー
  ・プレイヤーの名前

このとき、プレイヤーの名前を漢字で書いてもらうと読めない場合もありますので、
カタカナで書いてもらうのが望ましいです。受付を行う際の用紙に一工夫すると良いでしょう。


メニューバーから、[Edit]-[Players] を選びます(もしくは [F2] を押す)


007.png


プレイヤー入力画面が出てきます。

このままDCIナンバーやプレイヤーの名前を入力していってもよいのですが、
DCIはDCIナンバーとプレイヤーの名前を対応させたデータベースファイルを配布しています。
それがPINデータベースファイルです。

pin***.mdb という名前のファイルになっていますので、
それをどこか適当なフォルダに置いて下さい。
そして、[DCI pin.mdb]というボタンを押します。


008.png

このようなウィンドウが出ますので、[Connect]を押し、先ほど置いたpin***.mdb を指定します。


009.png

ファイルが正しいと上のように表示が変わります。

この状態でDCIナンバーを入力し、[Enter]キーを押すと、名前が自動的に入ります。


010.png

(画像には一部モザイクをかけています)
受付した用紙をみて、名前を確認してから、もう一度[Enter]キーを押すと、
そのプレイヤーは "Enrolled Players" 欄に登録されます。

後はプレイヤーを全員"Enrolled Players" に登録されるまで、入力を繰り返します。
#間違えちゃったとしても後で直せます。(後述)

最後に、[Save and Close] ボタンを押せば、それまで入力したプレイヤーデータが
自動的にセーブされて、ウィンドウが閉じられます。





4)セットアップを行う

入力を行う前に、まずは大会の設定を見直しましょう。

[File]-[Tournament Setup] を選びます。(または [Ctrl+S] を押す)


006.png

ここで大会に関する情報を完全に入力します。
いくつかは手順2)で入力していますが、ここで変更することも可能です。

入力するもの:

・Event Sanctioning Number (認定大会番号)
・Start Date (大会開催日)
・Event Name (大会の名前)

・Event Address (大会を開催した場所の住所を入力)

国内ならば、Conutry Codeに "JP" と入力し、Region で都道府県を選びます。
その後、Event City に市町村を入れ、残りをEvent Addressに入力してください。

・Coodinator DCI# (大会主催者のDCIナンバー)

大会主催者のDCIナンバーを入れます。後述する "DCI pin.mdb" を設定していると、
番号を入力して"Convert" ボタンを押すだけで、名前が自動的に入力されます。

・レギュレーション

大会のレギュレーションを見直して下さい。変更も可能です。

・Number of Regular Rounds (大会全体のラウンド数)

・Last, First (姓・名の順でプレイヤーの名前を出力)

プレイヤーの名前を姓・名の順で出力するようにします。国内ではこれに設定すると便利です。
ただ、プレイヤーの名前を手入力する時に気をつけないといけません。(後述)


以上の情報を全て書いたら、[Save and Close] ボタンを押して設定を保存します。


3) トーナメントデータを開く

004.png

トーナメントデータを選択し、ダブルクリックするか、[File]-[Open Tournament] で開きます。


005.png

大会ステータス画面がでてきます。

これからはこの画面が基本となります。
出ている数字は画像内の説明を参照して下さい。